人間観察家協会、地理学協会、民族学協会

●19世紀前半の西洋から非西洋社会への働きかけ
⇒組織化、情報の収集・整理

○人間観察家協会、地理学協会、民族学協会など

①人間観察家協会
1799年パリで設立。
解剖学者、言語学者博物学者、歴史学者、哲学者、出版人などから
教育と理性の発展の推進、革命理念(他者認識の革新)の伝播
ボーダン探検隊の支援(1801〜04年南太平洋へ)
→終了後にその記録を出版する目的
・協会の目的
人間を身体・知性・道徳の総体において深く理解すること
・具体的な研究
聾唖者のコミュニケーション、野生動物に育てられた野生児、貧民の生活の観察、★オセアニアやアフリカの諸民族の慣習や制度の研究
・★が最も重視された
人間の総体的理解という明確な科学的目的
×珍奇な慣習や慣行を集め、非西洋に対する西洋の固定観念を強化する