コーラとペッパーとしての動く映像

経済学部にいたころ、授業で頻繁にビックマックが登場した。
それは、国際購買力平価の説明として使用されていた。

国際購買力平価説、つまり外国為替レートの決定要因を説明する方法の一つであり、為替レートは自国通貨と外国通貨の購買力の比率によって決定される、という説である。
ここで登場するのがビックマックだ。例えばビックマックの価格が、アメリカで1ドル、フランスで2ユーロ、日本で130円だとすると、これら3つの価格の比率を出せば、国際購買力平価が算出される。

授業の内容がチンプンカンプンだった当時も、現在も、ビックマックが全世界共通の品物として、経済学の概念形成に役立っていることは驚きだ(いや、むしろビックマック的なモノが現在の経済学を支えているのかもしれない・・・)。「グローバル?」な商品としてのビックマック

「グローバル?」商品は、何もビックマックに限ったわけではない。ケンタッキー・フライドチキンもそうだし、最近では、スターバックス・ラテもその目録に加えていいのかもしれない。けれどもビックマックと肩を並べることができるのは、(コカ)コーラ以外にないだろう。

・・・
(コカ)コーラ。この飲料水は、大衆文化、薬物、緩和という係数を与えた時、動く映像と非常に類似した側面を見せる。
諸係数と(コカ)コーラとの諸々の関係を理解するために、簡単に(コカ)コーラの歴史を振り返ってみよう。

書きかけ